『大東京トイボックス』『スティーブズ』のうめ先生トークライブ開催!

こんにちは!ガッキーです(^v^)
あっという間に7月に入り、
そろそろ夏の予定も立て始める時期ですよね~

8月・9月はマンガ新人賞の締切がありますから、
それに向けてみんな作品描いてる描いてる!!

さて、先日は、そんな方々に
とってもいい刺激になる
飯田うさ爺トークライブ第9回
うめ先生トークライブ
が開催されました!

 

 

 

小沢高広先生、妹尾朝子先生のご夫婦一緒で
うめ」というペンネームですが、その由来は
飼い猫の名前から来ているそうです(*^^)
猫好きのうさ爺と縁を感じますねぇ(うさぎ爺だけど(笑)

 


本題では、ドラマ化された『東京トイボックス』~『東京トイボックス』の
制作秘話や、作品づくりに対するスタンスや、
また、ビッグコミックスペリオールで絶賛連載中の『スティーブズ』より
デジタル作画ならではの演出方法などのお話をしていただきました。

 


『大東京トイボックス』といえば、ゲーム会社が舞台ですが、
ストーリーラインはスポ根マンガの流れをとり、
マニアックな業界ではあるので、ストーリーラインを王道にすることで、
読みやすさのバランスを保たせているそうです。

誰も気づかないとは思いますが、
このキャラクターたちは『あしたのジョー』を意識しているということ!
これには驚きました。
主役の天川太陽がジョーはわかりますが、
太陽をささえる美人の月山星乃が丹下段平とは!!
そしてライバルの仙水伊鶴が白木葉子だなんて!

さらに、小沢先生は、画面づくりにも、たくさんの配慮をされています。
オフィスワークでは画面が単調になりやすいため、
「宇宙をバックに主人公を叫ばせる画が描きたい!」(10巻)
という風に、色んな見せ方を常に構想しながら、
ネームもギリギリまで練り続けるのだとか(゜o゜)
そんなことが出来るのも、デジタルで作画サイドでネーム処理を
するからですが、セリフを決めるのも最後の最後、入稿15分前まで悩むほど、
時間をかけて推敲するのは、やはり流石プロです…!

ご夫婦一緒に作業しながら、お互いのアイディアを
より良いものにするための意見交換は欠かさず
行われるそうです。
一方がデータ原稿の隅に意見をメモしておいて、
もう一方がそのページを作業をする際に確認するという、
同じ場所にいるのに、不思議なやり取りだなぁと印象に残ってます(`´)
勝手な想像ですが、作業中は、夫婦ではなく作家なんだろうなぁと感じました。

ふたりひと組で作品を作る苦労はやはりあって、
小沢先生は映像的にストーリーラインが浮かんでつくるということで、
一緒に始めた頃は、物語の細かい描写を全部書いてしまって、
たとえば、学校の放課後に流れる放送アナウンスなども
、誰が何をしているか、脇であんなことこんなことをしていることも
みんな文章に書いていたそうです。
それをネームにする妹尾先生は、
「それは全部入らないので、どれを入れてどれを省いて
、どう表現すればうまく収まるのか」と四苦八苦したということでした。
そのおかげで、表現力の幅が広がったと笑顔で話されてもいました!
もちろん小沢先生も、いまは配分を考えてつくられてるとのこと。

 


最後に、マンガもデジタルで制作できる時代に入り、
様々な作業が効率化できるようになった分、
話作りも作画も、よりこだわれるようになったことはとても大きいとのこと。
単純に楽をする手段ではなく、よりよい作品を生み出す意識を持って
これから挑戦する人は、デジタルを学んでみてほしいとのことです!

先を見続けているうめ先生の貴重なお話、
塾生も大変刺激になったと感激していいました!
本当にありがとうございました!
…よーし、僕もデジタル勉強しよっかな…(^v^)

 

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