松田 吉史さんオンライン特別講義開催!🎤

こんにちは 日本マンガ塾事務局です😎

 

今回の特別講義のゲストは、アニメなど様々なコンテンツをプロデュースしている 松田 吉史さん👏✨

松田さんはあの有名な「カピバラさん」の制作立ち上げからアニメーションの制作に携わっており、現在TikTokでバズっている「てnこ」の制作仕掛け人としても活躍をしている方です。

また、上記の他にも多くのアニメーションの現場に携わっており、そのアニメプロデューサーの視点から、TikTokマンガの制作についてやマンガの未来などをお話ししていただきました!

 

ビジネスコンテンツとしてのマンガ・アニメ

まずお話しいただいたのは、ビジネスとしてのマンガやアニメについて。

所謂コンテンツビジネスと呼ばれるアニメや漫画ですが、制作や宣伝といった投資だけでは利益は生まれません。

 

例えば…

アニメは、放送しただけでは利益が生まれない!

DVD(近年はサブスクが多い)や関連グッズが売れて初めて利潤を得られます💷

アニメ制作にかけた投資額を超えてライセンス商品が売れればビジネス成功となるのだそう。

 

更に核心となるのが、良いコンテンツというだけではダメだということ😮

誰向けに、何を売り、いくら利益を出すか

こうした目的を明確にすることが要になるそうです。

 

コンテンツスタートはビジネスとして△

松田さんには、売れないのは絵が下手だから?ストーリーがつまらないから?

などと聞かれることが多々あるそうですが、これはビジネスとしての目的がはっきりしていないからというのが正しい答えだと言います。

 

これを踏まえて、戦隊ヒーローも手掛けてきた松田さんが、面白いお話をしてくださいました!

Q. 仮面ライダーのライダーベルトはなぜある?

A. ファンがおもちゃとして欲しがるから

 

たしかに、ヒーローが持っているものがグッズ化されたら買いたくなりますよね😆

 

「カピバラさん」誕生秘話

今では誰もが見たことのある「カピバラさん」

この作品・キャラクターの誕生秘話も惜しむことなくお話ししていただきました👏

 

はじまりは、社内のアルバイトの中で一番絵の上手い方に、新旧様々なキャラを描いてもらったそう。

社員それぞれが好みのイラストを選びますが、既存の人気キャラばかり選ばれるという結果に。

この結果をどうにかできないかと、松田さんは質問を変えます。

 ◎ぱっと見で可愛いキャラを選んでください

こうしたところ、なんと当時誰も知らないカピバラさんが、某大人気キャラと同じ票数を獲得したそう!

ただ、このデータだけでは説得力が足りず、なかなか商品化には及びません。

それでも一つのデータを信じて諦めず、グッズサンプルを作るなど試行錯誤!!

 

すると、、

出版社から書籍化のオファーグッズ即売会や、モバイルでの4コママンガ展開と、次々声がかかります。

これが大ヒットの始まり!!

一度人気を得てからもカピバラさんの勢いは止まりません💨💨

単純な構造でグッズ作りやすい、UFOキャッチャーで掴みやすそう

という理由から、商品としても優秀で沢山のヒット商品を生み出してきたということです😄✨

本当に沢山の種が実ってヒットが起こったわけですね。

 

TikTokのバズらせ方 てnこ

最後に語って下さったのが、TikTokで人気を得ているてnこについて。

てnことは…狐をデフォルメしたオリジナルキャラクターで

その愛らしいルックスと動きから、現在14万人以上のフォロワーがついています🦊💕

 

この人気の裏にも、松田さんの工夫が窺えました。

TikTokは、フォロワーがどんなに少なくても、おすすめに載れば沢山の人の目に映るもの。

憶越えの再生回数を持つユーザーは、おすすめに載り注目を得るため昼夜研究しているそうです。

その研究方法も現代的で

難しい参考書で勉強するより、レクチャー動画などで単純明快なバスリの法則を知ることが近道だそう。

ただし重要なのが、「ながら勉強」でも常に情報の中に身を置くこと。

努力と工夫は何においても大切なんですね🌟

 

松田さんも勉強をされたという中で教えてくださったのが、

TikTok → 他の動画コンテンツと違い、動画の状態で流れてくる

そのため、飛ばされないように最初の1秒にインパクトをつけることが大事ということ!!

 

そのためTikTokマンガはこれまでのマンガと違い、一コマに情報や魅力を詰め込む必要があるそうです。

→ つまり、ひとめ惚れ要素!

まだまだ揺籃期のTikTokマンガですが、松田さん曰く

これから伸びてくる、チャンスしかないコンテンツ

マンガ塾でも力を入れていきたいですね!

 

TikTokマンガのマーケティングについてもお聞きして、

本当にさまざまなマンガの売り方があるのだなと再認識しました。

このお話を聞いて、また一人バズり作家が誕生するかもしれませんね✨

 

 

クリエイティブ系の仕事につく者として、ためになるお話が盛り沢山のトークライブでした😁🍀

松田さん、ありがとうございました!

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