こんにちは。日本マンガ塾です😊
今回の特別講義ゲストは、『童の神』のコミカライズを連載されていたマンガ家・深谷陽先生!
著書『もっと魅せる・面白くする 魂に響く漫画コマワリ教室』をもとに、コマワリ演出について徹底解説していただきました🙌
さらに司会として、マンガ塾講師の飯田耕一郎先生にもご参加いただきました!!
田の字マンガ、顔マンガ
新人漫画家が編集者によく指摘されるのが、「田の字マンガ」「顔マンガ」だそう😭
「田の字マンガ」:コマ割りが単調で、漢字の田の字のようになっていること。
「顔マンガ」:バストアップの決まったアングルしか使用されていないマンガのこと。
こうしたマンガの改善策として、いただいたアドバイスの一部をご紹介します!!
・近景・中景・遠景を活用する
絵に奥行きや立体感が出る!!
・様々なアングルを使う
アオリのアングルにすると、迫力・威圧感が出る!
フカンのアングルにすると、落ち着いた雰囲気になり、状況を把握しやすい!
・キメゴマ・ウケゴマ
キメゴマの後、ウケゴマでリアクションの表情などを入れるとキメゴマが際立つ!
深谷先生自ら過去作の添削!
さらに、深谷先生が過去に描かれたマンガも、「今ならこう描く」という添削を見せてくださいました!
その内容は、例えばこんな感じ…!
・垂直軸を斜めに
→横ゴマでも縦長の描写を入れられる、縦ラインを強調!
・動きのない人物の手を前方へ伸ばす
→近景から中景まで表現できる。こうすることで、一人の人間のパーツだけでも奥行きが生まれる!
・アオリアングルを入れる
→空が必ず見える。視線が止まらないので画面が広く奥行きが増して見える!
一見些細な違いでも、意識するとかなり印象が変わるんですね!勉強になります✍️✨
最後に
そのほか、参加者から募った質問への回答などを行い、興味深いお話をたくさん聞くことができました!!
演出ひとつで、マンガの表現力は段違いに変わります。
ネームでお悩みの方や、もっと面白いコマ割りを作りたい!と思っている方にとって、大変勉強になる講義だったかと思います。
今回学んだことを生かして、魅せるマンガを描きましょう♪
深谷先生、飯田先生、本日はありがとうございました!!
深谷先生の著書『もっと魅せる・面白くする 魂に響く漫画コマワリ教室』も要チェックです!