こんにちは、日本マンガ塾です🔆
8/26(土)「蟻の王」「戦国BASARA」で大人気のマンガ家・伊藤龍先生による
オンライントークライブが開催されました!
今回はその模様についてお届けいたします~!📢✨
テーマ:カラーリング
今回は超美麗作画で知られる伊藤先生が、カラーリングをテーマにライブドローイング!
「グリザイユ画法」という技法を用いた作画テクニックを生でご披露いただきました👏
ライブドローイング開始🎨
今回描いていただくのは、現在連載中の人気マンガ「蟻の王」の中の人気キャラで
美しい少女のような外見を持つ「枕田総司」!!💎
まずは下書きから描き始めていきますが、なんとものの数分で下書きの完成😲
下書きの段階でもクオリティが高すぎます・・・
下書きの完成後は、いよいよ「グリザイユ画法」でのカラーリングです!
最初にグレースケール(灰色)で陰影だけを塗り、
後からオーバーレイで色を載せていく画法
伊藤先生はこの「グリザイユ画法」が一番やりやすいやり方なんだそう。
最初にグレーを用いて、全体に陰影をつけていきます。
このベースの段階でいかにきれいに陰影をつけて塗れるかが大事だそうです。
ポイントは顔の凹凸を理解して影を入れていくこと!
目の上に影を入れてホリを表現したり、鼻にハイライトを入れて立体感を表現したり…
イメージとしてはお化粧をしているような感じだそうです💄
特に印象的だったのが、陰ではなくハイライトで立体感を表現されていたところ。
小鼻や唇の上など、陰ではなくあえてハイライトをいれ明るくすることで、
相対的に陰をつくることができ、より自然な感じで顔の立体感を表現できるんだとか🪄
★モノクロの段階での作画がこちら
このグレーの上から、いよいよカラーを重ねていきます。
グレースケールでベースの陰影をしっかりつけていることで、
上から色を重ねるだけで立体感が浮き出てきます✨
色を入れていく際もお化粧の手法が非常に参考になるんだとか!
涙袋にハイライトを入れたり、唇に赤みを足していったり…
自分の顔を鏡で見て、光や影の入り方を勉強するのもよいとのことでした🪞
今回描いていただいた枕田総司を描く際のポイントは、まつげにハイライトを入れることだそうです!
特に目はキャラの魅力を表現できるポイントなので、細かく丁寧に線を入れていくのが好きと仰ってました👀
完成!
沢山の解説をいただきながら、枕田ちゃんの完成!🙌
まっさらな下書きの段階からどんどんキャラが出来て着彩されていく様子は、
まるで命が吹き込まれていくかのよう…! ✨
まつげの一本一本まで丁寧に描かれているにも関わらず、その作画スピードにもびっくりです👏
プロの漫画家さんのカラーリングテクニックに感動が止まりませんでした😭
最後に
ライブドローイング後、伊藤先生より参加者の皆さん宛にメッセージをいただきました。
皆さんはマンガ家や絵に関係する仕事に携わるために、学校に通っていると思います。
自分を信じることは難しいし、実際に私も挫折して絵を描かなくなった時期もあります。
これからも悩むことも沢山あると思いますが、
絵が好きならば自分を信じて頑張って夢を叶えてください!
先生からいただいたお言葉を胸に、これからも自分を信じて作品作りを頑張っていきましょう💪💪
伊藤先生、本日は貴重なお時間をありがとうございました!!
©塚脇永久・伊藤龍(秋田書店)
伊藤龍先生が作画をご担当されている「蟻の王」は月刊少年チャンピオンにて絶賛連載中!
単行本は16巻まで発売中なので、こちらも是非チェックしてみてください💫