マンガ制作工程に沿った授業5科目(週2日制)にしぼった時間割により、作品制作に集中できる時間が十分に取れます。それにより編集者から高い評価をしていただける作品を制作することができ、「息の長いマンガ家」として活躍する卒業生を数多く輩出しているのがプロ養成科です。
平日のうちの2日間、合計5コマの授業を受講します。2025年度は、1年目(基礎コース)は水・金、2年目(専門コース)は火・木に授業を行う予定です。
2年次には前期の前半で、ストーリーとネームの制作に絞った時間割による授業と個別相談で、ネームを完成させます。
後半は、そのネームの絵を完成させるために、キャラ・背景・仕上げに絞った時間割で、作品を1本完成させます。
後期も同じシステムで、作品を完成させていきます。
2025年度時間割(予定)※内容に変更が生じる可能性があります。
プロ養成科の1年目では、ストーリー、コマ割り、キャラ、背景、仕上げといった漫画の基礎技術を集中的に学んで、年間2作品を目標に仕上げていきます。
1年次はマンガ制作の基礎をしっかり身に付け、プロのマンガ家になるための土台を築いていきます。
マンガ制作工程 | 基礎コース 授業内容 |
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ストーリーづくり アイデア出し |
ストーリーキャラクターの創作を出発点としたプロットの発想方法・ネームの作り方を学びます。テーマ・設定などの詰め方、「序破急」構成とクライマックスの盛り上げ方、実践テクニックを重視します。 |
ネーム作成 |
コマ割テクニックネーム内での見やすい、分かりやすいコマ割りを習得しながら、イントロ・クライマックスのコマ割りを印象的に伝える魅せ方を学びます。 |
キャラクターデザイン |
キャラデザイン自分ならではのオリジナルキャラクターをデザインできる絵柄を習得するため、様々な絵柄のパターンを知り、作品世界の表現の幅を広げます。 |
背景 |
背景基礎背景作画の基礎となる透視図法(パース)のしくみ、自然物などの描き方を学びます。正しい遠近感を保った背景の描き方の基礎を習得します。 |
仕上げ |
仕上げテクニックトーン削りやタッチなどのアナログによる質感表現から、デジタルでの素材の使い方まで、原稿仕上げにおける必須テクニックの基礎をしっかりと身に付けます。 |
その他 |
デジタルプロ作家はアナログとデジタルの長所を組み合わせながら、限られた時間の中でクオリティの高い原稿を日々描き上げています。日本マンガ塾の授業ではマンガ制作の全工程で、デジタル/アナログ両方の描き方に対応しています。 |
前期の前半で、ストーリーとネームの制作に絞った時間割による授業と個別相談で、ネームを完成させます。後半は、そのネームの絵を完成させるために、キャラ・背景・仕上げに絞った時間割で、作品を1本完成させます。10月からの後期も同じシステムで、2月に1本完成させます。
2年次はより実践的な授業を行います。技術力と発想力、さまざまな描き方を学ぶことで、プロのマンガ家として長期的に活動できる力を習得します。
マンガ制作工程 | 専門コース 授業内容 |
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ストーリー アイデア出し |
ストーリー2基礎のストーリーの作り方がわかったら、よりブラッシュアップするために演出力を強化していきます。マンガは演出によっていくらでも面白くすることができるのです。基礎を踏まえつつ創作力を高めていきます。 作品制作新旧様々なジャンルの概論講義から当該ジャンルの特性、傾向を学習し、自己の適正や方向性を模索します。企画・プロットを量産し、作品づくりの幅を広げていきます。 |
ネーム |
構図演出食事や授業シーンなどの日常風景の演出から、俯瞰やアオリを多用した劇的なクライマックスシーンなど、様々な演出技法を学びます。 作品制作「作品制作」の授業で量産した企画・プロットを元にしたネームを更に作り込みます。「コマ割りテクニック」「構図演出」で学んだ内容を活かしながら講師が添削指導を行います。 |
キャラクターデザイン |
キャラマスター多彩なコスチューム表現や、ファンタジー・SF・歴史などの世界観に合わせたキャラクター、複数同時動作表現を学びます。躍動感のあるキャラクターを通して、作品世界や物語のプレゼンテーションに繋がる作画技術を学習します。 |
背景・仕上げ |
背景アシスタント高度な透視図法や自然風景・時間・季節表現を学び、より臨場感の溢れる舞台を描きます。効果、トーンの使い方も実践レベルのバリエーションを身に付けます。 |